Skincare University

なぜ"抗う"は失敗するのか——細胞老化とSASPの観点から

LEVEL 4
アンチエイジング vs Skin Longevity

LEVEL 4 アンチエイジング vs Skin Longevity

アンチエイジングが構造的に限界を抱えている理由を、細胞レベルの科学から説明します。

老化細胞とSASP

老化の本質は「細胞の質の低下」です。年齢やストレスにより、細胞は「老化細胞(senescent cell)」になります。老化細胞は分裂を止めるだけでなく、SASP(Senescence-Associated Secretory Phenotype)と呼ばれる炎症性因子を周囲にまき散らします。

SASPが放出するもの

IL-6, IL-8(炎症性サイトカイン) → 慢性的な微小炎症

MMP-1, MMP-3(コラーゲン分解酵素) → ハリの喪失

活性酸素 → 隣接する健常細胞へのダメージ

つまり、老化細胞が1つできると、周囲の健常細胞まで巻き込んで老化が加速するのです。

SASPカスケード -- 老化の連鎖反応 老化細胞 Senescent Cell SASP放出 IL-6 MMP ROS 健常細胞 炎症化 健常細胞 コラーゲン分解 健常細胞 酸化ダメージ さらなる老化の連鎖 老化細胞 1個 --> 周囲へ波及 --> 連鎖的老化加速

アンチエイジングはSASPに対処できない

シワを消すために高濃度レチノールを塗っても、真皮に蓄積した老化細胞のSASPは止まっていません。

Longevity型のアプローチ

ナイアシンアミドによるNF-kB経路の抑制でSASP因子の放出を緩和(セノモルフィクス)。発酵成分による免疫調節で慢性炎症を鎮静(抗inflammaging)。幹細胞ニッチの保護で新しい健常細胞の供給を維持。

結果ではなく原因に対処する

アンチエイジングが「老化の結果(シワ)」に対処するのに対し、Skin Longevityは「老化の原因(細胞の質の低下と炎症)」に対処します。

KAIANは、Skin Longevityの考え方に基づいたスキンケア製品を開発しています。
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