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プレバイオティクス・プロバイオティクス・ポストバイオティクス

LEVEL 3
発酵成分の世界

LEVEL 3 発酵成分の世界

スキンケアにおける微生物関連成分は、大きく3つのカテゴリに分類されます。それぞれの違いを理解することで、製品選びの精度が格段に上がります。

プレバイオティクス——善玉菌の「エサ」

プレバイオティクスは、肌の常在菌(善玉菌)の栄養源となる成分です。イヌリン、フラクトオリゴ糖、アルファグルカンオリゴサッカリドなどが代表例です。善玉菌が増殖しやすい環境を整えることで、間接的に肌の健康をサポートします。

プロバイオティクス——「生きた菌」そのもの

プロバイオティクスは、生きた微生物そのものを肌に塗布するアプローチです。腸内環境では広く使われていますが、化粧品においては安定性の課題が大きなハードルとなります。生菌は温度変化や防腐剤と共存できないため、製品化が非常に困難です。

ポストバイオティクス——発酵の「結果」を直接届ける

ポストバイオティクスは、微生物が発酵過程で産生した代謝産物(発酵ろ過液、溶解物など)です。菌そのものではなく、菌が作り出した有効成分を直接肌に届けます。

ポストバイオティクスの最大の利点は安定性の高さです。すでに発酵が完了しているため、防腐剤との共存が可能で、温度変化にも強く、製品設計の自由度が高くなります。

3つのバイオティクスの関係 Prebiotics(プレバイオティクス) 善玉菌のエサ(イヌリン、オリゴ糖など) 常在菌の増殖環境を整える 菌が育つ Probiotics(プロバイオティクス) 生きた菌そのもの(乳酸菌、酵母など) 化粧品での安定性に課題あり 菌が作る Postbiotics(ポストバイオティクス) 発酵ろ過液・代謝産物を直接供給 安定性が高く、化粧品に最適

なぜ化粧品ではポストバイオティクスが主流なのか

化粧品には品質保持のために防腐剤が必要ですが、防腐剤は菌を殺す作用があるため、生きた菌(プロバイオティクス)との共存が困難です。また、製品の保存温度管理も課題となります。

一方、ポストバイオティクスは「菌が作った有効成分だけを取り出したもの」なので、防腐剤との問題がなく、安定して効果を発揮します。現在の発酵化粧品の多くは、このポストバイオティクスを採用しています。

KAIANは、3種の発酵コンプレックスを配合したスキンケア製品を開発しています。
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