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「臨床試験済み」の裏側 — 化粧品のエビデンスを読み解く

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「臨床試験済み」「93%の人が潤いを実感」。こうした表記を見ると信頼感が増しますよね。しかし、その数字が本当に何を意味しているのか、考えたことはありますか?

化粧品の「臨床試験」と医薬品の違い

医薬品の臨床試験は、プラセボ対照・二重盲検・大規模サンプルが基本。一方、化粧品の「臨床試験」は法的な基準が定められていません。少人数のモニターテスト(10-30人)で「臨床試験済み」と表記することも可能です。

「○%が実感」の落とし穴

「93%が潤いを実感」——この数字を見たとき確認すべきこと:何人中の93%か(15人中14人=93%)、試験期間はどれくらいか(1週間か3ヶ月か)、プラセボとの比較はあるか(比較なしの自己評価か客観的測定か)、誰が試験を実施したか(自社か第三者機関か)。

信頼できるエビデンスとは

信頼性が高い:第三者機関による試験、サンプルサイズ50人以上、プラセボ対照、具体的な測定方法の公開。信頼性が低い:自社モニター、10-20人、自己申告のみ、試験デザインの非公開。

今日からできること

1. 注釈を読む — 「○%が実感」の横には必ず小さな注釈があります。試験条件を確認しましょう。

2. 成分のエビデンスを確認 — 製品の試験より、使用されている成分自体の科学的エビデンスを調べる方が信頼性が高いことも。

3. 「効果」と「感想」を区別 — 「潤いを実感」は主観的な感想。「水分量が○%増加」は客観的な測定結果。この違いは重要です。

KAIANは、科学的根拠に基づいたスキンケア製品を開発しています。
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