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真皮の細胞外マトリクス——コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸

LEVEL 4
肌の構造と科学

LEVEL 4 肌の構造と科学

真皮の本体は、細胞ではなくECM(Extracellular Matrix:細胞外マトリクス)と呼ばれる構造体です。線維芽細胞(fibroblast)がこのECMを産生し、肌のハリ・弾力・保水力を決定づけています。

ECM Components / 細胞外マトリクスの構成要素 線維芽細胞 Fibroblast コラーゲン I型: 強度(80%) III型: 柔軟性(15%) 産生 エラスチン 弾力(ゴムのように伸縮) ※再生しにくい 産生 ヒアルロン酸 保水力: 自重の1000倍 空間を充填・潤滑 産生 MMP / TIMP MMP: ECM分解酵素 TIMP: MMP抑制因子 分解 加齢・紫外線 → MMP増加 → ECM劣化 → シワ・たるみ

コラーゲン——真皮の骨格

真皮の乾燥重量の約70%を占めるコラーゲン。主にI型コラーゲン(約80%、強度を担当)III型コラーゲン(約15%、柔軟性を担当)で構成されています。加齢とともにIII型が減少し、I型の比率が上がることで、肌の柔らかさが失われます。

エラスチン——弾力のゴムバンド

エラスチンはコラーゲン繊維を束ねるように存在し、肌に弾力を与えます。最大の特徴は一度壊れるとほぼ再生しないこと。紫外線や加齢で変性すると、肌の「跳ね返る力」が永久に失われます。だからこそ予防(UVケア)が最重要なのです。

ヒアルロン酸——驚異の保水力

ヒアルロン酸は自重の約1000倍の水を保持できるゲル状の分子。コラーゲンとエラスチンの隙間を充填し、真皮に潤いとボリュームを与えます。加齢とともに減少し、50代では20代の約半分になるとされています。

MMP/TIMPバランス——分解と保護のせめぎ合い

MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)はECMを分解する酵素群、TIMPはそれを抑制する因子。健康な肌ではこのバランスが保たれていますが、紫外線・炎症・加齢によりMMPが過剰になると、コラーゲンやエラスチンの分解が加速し、シワやたるみの直接的な原因となります。

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